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football-jp公開前の僕 / 公開後の僕——公開して変わった10のこと

football-jp.comを公開したのは2026年5月6日です。それからまだ日は浅いですが、すでに「前」と「後」でいくつかのことが変わりました。小さなことも大きなことも含めて、10個書いてみます。

football-jp公開前後で変わった10のこと

1. 「どこで観るか」を調べる場所が変わった

公開前:Google検索で「プレミアリーグ 日本 配信」などと調べていた。

公開後:football-jp.comを開けば解決する。

これが一番の変化です。週に何回も繰り返していた「どこで観られるか」の確認作業が、football-jpを開くだけで終わる。これが積み重なると、観戦前の準備時間がかなり短くなります。公開前には「これが解決されたらいいな」と思っていたことが、公開後に本当に解決されている——その体験が、「作ってよかった」という実感の核心です。

2. 更新が止まったサイトを気にしなくなった

公開前:よく見ていた海外サッカーの情報サイトが、ある時期から更新されなくなった。しばらくは他のサイトを探し続けていたが、なかなかいいものが見つからなかった。

公開後:自分が更新している。更新が止まるかどうかは自分次第。

この変化は、精神的にかなり大きかったです。「信頼できる情報源がなくなる」という不安から解放されました。その経験が、football-jpを作る一番最初の動機でした。「なければ作ればいい」——公開後には、その不安が消えています。

3. 試合前の5分の過ごし方が変わった

公開前:試合開始前にいくつかのサイトを巡回して、スタメン情報や試合時間を確認していた。

公開後:football-jp.comとSNSだけで済む。

試合前の「情報収集フェーズ」は、地味にストレスがありました。5つ6つのサイトやアプリを開いて、それぞれ確認して、情報を頭の中で統合する。この作業が、試合への集中を少し妨げていました。football-jpにまとめることで、試合前の5分の使い方が「確認作業」から「試合を楽しみに待つ時間」に変わりました。

4. データへの解像度が上がった

公開前:試合結果や出場時間はなんとなく把握していた。

公開後:68人分のデータを管理しているので、選手ごとの出場傾向や試合数が自然に頭に入るようになった。

「怪我明けの選手が試合に戻ってきたとき」の読み方が変わりました。公開前は「戻ってきた、よかった」で終わっていました。でも今は「怪我前は何試合続けて出ていたか」「戻ってきてからのペースはどうか」という見方が自然に出てきます。データを管理することは、「見方の解像度を上げる」副作用があります。

5. 深夜・早朝の起き方が変わった

公開前:試合があるときだけ深夜・早朝に起きていた。

公開後:試合がある夜は「観るため」だけでなく「確認するため」でもある。役割が増えた分、起きる理由も明確になった。

「ただ観ていた」から「観ながら動いている」に変わった、という感じです。サイトを持つことで、観戦と管理が一体化しました。

6. 個人開発への考え方が変わった

公開前:「個人で何かを作って公開する」は、特別なスキルを持つ人がやることだと思っていた部分がありました。

公開後:「自分が不便に感じていることを解決する」という動機だけで、一定のものが作れることがわかりました。

完璧でなくていい、とわかったことが大きいです。「使えるものを公開する」と「完璧なものを公開する」は違います。前者はすぐに達成できる。後者は永遠に来ない。football-jpを公開できたことで、「前者で十分だ」という確信が持てました。

7. 「誰かに使ってもらえている」ことへの感覚が変わった

公開前:PVという概念は知っていたが、「誰かが来た」という実感はなかった。

公開後:アクセス解析に数字が出るたびに「誰かが来た」と感じます。

公開直後にPV3の日が続いたとき、その「3」という数字の意味を考えました。「誰かが来た」ということは、「誰かの時間を使ってもらえた」ということです。PV3であっても、PV300であっても、「誰かが来た」という事実は同じです。その感覚は、公開して初めてわかりました。

8. 「不便なままにする」ことへの耐性がなくなった

公開前:「これ不便だな」と思いながら、他に選択肢がないから受け入れていた。

公開後:「不便なら自分で直せばいい」という発想が先に来るようになった。

これは生活の全般に波及した変化で、サッカー以外のことにも影響しています。football-jpを作って公開した経験が、「不便を解消する方向」への行動ハードルを下げました。

9. Xでのサッカーの話の密度が変わった

公開前:試合の感想を投稿する程度だった。

公開後:「このデータを見ると〜」という視点が加わった。

公開前は「三笘薫が素晴らしかった」という感想止まりでした。でも今は「今シーズン○試合目のゴールで、スプリント回数も平均より多かった試合だった」という文脈が加えられる。データを持つということは、自分が言葉にする根拠を持つということです。

10. 「続ける理由」が言語化できるようになった

公開前:海外サッカーを観る理由を聞かれたら「好きだから」としか言えなかった。

公開後:「日本人選手の活躍を追いかけるのが好きで、そのための仕組みを自分で作った」と言えるようになった。

「なぜサッカーを観るのか」——以前はこれらの問いに「好きだから」以上の答えが出なかった。でも今は、football-jpを作った経緯と動機が、その答えになっています。「深夜に起きてまで観るのはなぜか」「毎日データを更新し続けるのはなぜか」——これらに、「自分が使いたいサイトを自分で作って、それを維持しながら選手を追いかけている」という答えが出る。「好きだから」という感情に、「形」が生まれた感じです。

「前」と「後」は、今でも動いている

10個並べてみると、変化は「サッカーの楽しみ方」と「作ることへの考え方」の両方に及んでいます。football-jp.comを作った動機はシンプルでしたが、作ったことで得られたものは想定より多かった。「自分が使いたいものを自分で作る」ということの先に何があるか——それは、作ってみないとわかりませんでした。

「前」と「後」という構図で書いてきましたが、「後」は今も続いています。公開から時間が経つほど、「前」の記憶が薄くなります。football-jpがある状態が当たり前になってきた。だからこの記事を書きました。「前」を記録しておくことで、「後」が何をもたらしたかを忘れないように。10個の変化は今日の記録です。1年後に同じ問いを立てたとき、どんな10個が並ぶか。それを楽しみに、これからも続けていきます。

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